松本市に入ったあたりから、いつものごとく大渋滞。
「大雪」「峠路」に続く第3の刺客の登場である。
迂回路も知らないし、知っていたとしてもそちらの道路状況が良いという保証もないし、何より私が道を外したら100%道に迷うのが目に見えているので、おとなしく渋滞に従う。

しかし、そんなところへ新たに第4の刺客が襲いかかってきました。
その名は「生理現象」。
走行車線側には、コンビニや大型店舗みたいなところが全く無く、反対車線側にはあるのだが、大渋滞の中でそちら側へ入ったらもとの車線に戻れそうな気がしないので、脂汗を流しながら身悶えしつつ、ひたすら耐える。

そして、視界の隅に映るのはカップホルダーに入った空になったコーヒーのボトル缶。
「……いざとなったら」などという人として終わりかけな思考まで頭をよぎる始末。
つい1時間ほど前までは生命の危機だったが、ここへきて人間としての尊厳の危機を迎えました。
しかし、何とかこらえ切ってアピナにたどりつき事なきを得る。この日最大のピンチを何とか切り抜けました。
結局、2時間かけて松本市を通過。

塩尻市に入っても変わらず渋滞が続く。
19号を抜けて153号に入り、「これで渋滞から逃れられるか?」と思っていたらまたもや大渋滞に嵌る。しかも153号は雪が踏み固められていて、さらにそこを通行する車がえぐることによって大量の窪みができて路面がガタガタ。そこを小ジャンプをくりかえしながら進む羽目となる。
何とか市街地を抜けたら、今度は善知鳥峠へ。この日2回目の雪中ヒルクライム。
しかし、既に真冬の聖高原を抜けてきた私にとっては大した問題ではありませんでした。
むしろ、市街地よりも路面がきれいなので走りやすいくらいでした。

塩尻市を抜けるのにも2時間かかり、辰野町へ。
ここも塩尻市内と同じように大量の雪が残っていて小ジャンプの連続。
しかし、箕輪町に入ったあたりで路面の雪が大幅に減って快適に進めるようになる。
南箕輪村、伊那市、宮田村と順調に通過し、「今度こそ試練は終わった」と思っていたら、駒ヶ根市に入ったら路面に大量の雪が残っていて嫌な予感が。
案の定、駒ヶ根市と飯島町の境で渋滞に嵌る。
もうこの頃には「渋滞パンチドランカー」とでもいう状態になっていて、もはや何も感じなくなっていました。おとなしく渋滞に嵌り、結局わずか300m程度の区間を抜けるのに1時間程度を要する。
しかし、ここが最後の障害でした。その後は多少路面に雪は残っているものの、渋滞することなく順調に帰宅。

所用時間約10時間。
多分、私の生涯において一日の最多運転時間となるでしょう。
しかし、移動距離は170km弱。最長運転距離にはなりませんでした。
平均時速と17km/h弱という、徐行状態の道中でした。

散々怖い思いもしましたが、これで雪道の運転スキルは著しく向上したのではないかと思われます。
もう二度と冬のこのルートは運転したくないけど。


最後に。
大雪の中、除雪に尽力していただいた関係の皆様に御礼申し上げます。
おかげさまで無事に帰ることができました。
そして、ダラダラと続いたとりとめのないこの文章にお付き合いいただきました閲覧者の皆様、ありがとうございました。

コメント

osobaya
2014年2月22日0:14

おつかれさまでしたヽ(´ー`)ノ
楽しく読みました(笑)

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