http://news.nicovideo.jp/watch/nw178267

昨年末から楽しみにしていたニコ生のこの企画ですが、今日は張り付いて見ていました。

私は小学生時代には、結構将棋に没頭していました。
ですので、現役時代の米長永世棋聖も知っており、既に現役引退したとはいえもとはトップ棋士。
それが現在最強と言われる対局ソフトと戦ったらどうなるのか?
非常に興味深いものでした。


序盤は米長永世棋聖がいい感じで、しかもボンクラーズのほうは全くアドバンテージを得られない相手にターンを渡すだけのヌルイ(と思われる)手を指していたので、「これは米長永世棋聖が勝つのでは?」とか思っていたら、米長永世棋聖が疑問手を指したら、そこからはもはや一方的なボンクラーズペース。
解説も会場も気まずい空気が流れ出し、結局その後はボンクラーズの勝利。

そんなわけで対局ソフト、ボンクラーズが見事勝利を収めました。
でも、現時点のボンクラーズなら解説の渡辺竜王だったら勝っていたのではないか、と思わせる対局でした。

来年は現役の棋士5人が5本の対局ソフトと対戦する団体戦になることになっているので、
リベンジできるかどうか楽しみにしています。
それまでに、ボンクラーズやその他の対局ソフトもソフト・ハードの進化によって更に強くなっていると思われるので、どうなることやら。
棋士については、出来ればタイトルホルダークラスが出てくれたら更に面白いのになあ。


それにしても、コンピューター将棋の進化には目を見張るものがあります。
近い将来、もうトップ棋士でも勝てなくなってしまうんじゃないかと思っています。
下手すれば、「必勝」もしくは「必分」が見つかってしまい、将棋というゲーム自体が終わりかねないんじゃないかと。
オセロやチェスあたりは多分私が生きている間に「必勝」が見つかってしまうと予想しています。チェスに至っては既に世界チャンピオンがコンピュータに負けていますし。
将棋は「取った駒が使える」ということで極度に選択肢が増えているので、これの解明にはまだ結構時間がかかりそうだし、囲碁に至っては更に桁違いのパターンがあるので、これは私が生きているうちに「必勝」が見つかることはないでしょう。

麻雀やマジックはランダムの要素が多いので「必勝」はあり得ないし、逆に現時点でも人間が負けることもあるので、そういった心配はないでしょう。でも、今よりもコンピュータが強くなるのは間違いないですが。


何はともあれ、非常に面白い企画でした。
でも、現役引退したとはいえプロの棋士が対局ソフトに負けたのは結構ショックでしたが。

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